2009.11 早島
古民家再生論の第1回目は、倉敷の美観地区を中心として、再生されつつある事例を見学してきました。第2回の今回は、早島の「いかしの舎」で開催されました。昼、夜間部の学生10名が参加しました。
午前中は、再生の実例を紹介しながら古民家の再生についての考え方や、手法などを中心に、地方における町づくりの様々な問題について講師の楢村 徹 先生から幅広い話を伺いました。
午後からは、「いかしの舎」に設けられている茶室を見学した後、早島駅前で、現在施工中の早島町の観光交流センター新築工事の現場を見学させていただきました。この観光交流センターは、早島町内に残る蔵を移築再生し、観光拠点として早島町が整備しているもので、今年度末に完成予定とのことでした。設計者の佐藤 隆 先生や、施工者の方の案内で、見学させていただき、日頃見ることのできない現場の様子に、学生から多くの質問 がでていました。
今回の研修では、質の高い建築とは何か、古いものの魅力や価値とは何か、改めて考える良い機会になったのではないでしょうか。
最後に現場見学の際に、ご協力いただきました、関係者の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました。